IT企業では開発速度を上げながらコスト削減を同時に行っていかなければならない状況にあり、その不備があると淘汰されてしまうリスクがあります。人材の獲得には慎重になっている傾向が強く、正社員と非正規社員の使い分けを行っているのが一般的です。エンジニアの採用に際して全面的に正社員で揃えるのではなく、適宜非正規社員を数名雇って数ヶ月から数年の範囲で働いてもらうという形をとっています。

派遣社員を利用することが多いものの、エージェントを介してフリーエンジニアと契約したり、アルバイトやパートを雇う場合も珍しくないのが現状です。これは必要な人材を必要なときだけ確保するという考え方に基づいていて、進行させているプロジェクトに必要な能力を持っている即戦力のエンジニアを確保するのが主な目的です。不足している知識や技術を持つエンジニアを非正規社員で採用して動員したり、増員のために雇ったりするという形式になっています。

一方、正社員の場合には即戦力であることが求められるわけではありません。ポテンシャル採用も多いのが正社員の特徴であり、長期的に見て有望だと判断できる要素があれば積極的に採用する傾向があります。雇用期間を長くして教育を行ってみるという判断ができるからです。もしそれで有能な人材にならなかった場合には首を切る場合もないわけではありません。そうならないようにより正社員の採用には慎重になっている傾向があります。